お悩み~その2~顔の横幅が大きい場合

理想の丸い小顔になるにはまずエラから。

顔が大きく見える原因のひとつは、エラが張り出していることです。エラが張っていると、顔が四角く見え、その結果実物以上に大きく見えてしまうのです。
エラを削ることで、四角い大きな顔もほっそりした卵型の小顔になります。
ただし、エラの単独手術をすると、頬骨やアゴの幅が強調されてしまうことがあります。ですから、全体のバランスを考えデザインすることが大切です。もちろん、単独手術で十分にバランスが整い、美しい輪郭になる方は大勢いらっしゃいますが、中には複合的に輪郭を整えたほうがより美しくなる方もいらっしゃいます。そのような方には、それぞれ最も効果的な方法を診断し、理想の小顔になるようにいたします。

「他院でエラを削ったのですが、ちっとも小顔に見えません。」

このような修正のご相談がよくあります。
それは、多くの場合下顎角部(エラ)に限定した骨切り手術だったからです。一般的に皆さんが“エラ”と呼んでいる部位は、解剖学的には下顎角部といい耳の下の角ばった部分です。横顔の変化は、この下顎角部(エラ)を骨切りすればいいのですが、これだけでは正面顔は決して小さくなりません。そこで、当院では、角部だけにとどまらず下顎の体部までアプローチし下顎の骨の厚みを取る高度な施術をし、正面顔の改善に劇的な効果をあげています。

横顔を改善する「曲線的下顎角骨切り」を、高度な技術を要する内視鏡下で行い、正面顔を小さくする「下顎骨外板切除術」と同時に組み合わせて行うことが、当院のエラ(下顎角骨)削りの最大のポイントです。

外板切除術について(正面顔を小さくする方法)

“いわゆるエラ”の改善手術として、正面顔、横顔それぞれの実際の手術について説明します。但し、通常はこれらの手術を一緒に行ない、正面顔・横顔の両方から改善することがほとんどです。

■下顎骨外板切除術(下顎の骨の厚みを取る手術)-正面顔改善手術
正面顔における『ほっそりとした卵型』に改善するためには、下顎の受け部分(下顎体部)を中心に、顎と頭蓋骨をつなぐ部分(下顎枝)、顎の角(下顎角部)も含めて広範囲に骨の厚みを切除します。

手術は口の中から切開して行ないます。大きな顎や四角い顔などの場合では、左右から切除した粘膜を中央でつなげることもあります。続いて骨膜を剥がしてから下顎骨を開きます。その時、角の部分には頬の筋肉や、物を噛む時に使う筋肉などが骨にしっかりと付着しているため、丁寧かつ確実に剥がします。次に骨の厚みを薄くしたい部分(この場合は外板)を、上は顎と頭蓋骨をつないでいる部分から、顎の先端に向かって斜線にデザインします。

目印をつけ終えたら、はじめに切除予定ラインに沿って専用の骨切器具(ラウンドバー)で切ります。その際、骨の内部にあるスポンジのような構造(海綿骨)が出るぎりぎりの深さまで骨を削ります。その後、顔の骨専用の電動ノコギリ(サジタール・ソー)を使います。手前から奥に向かって刃を外板の裏面に当てながら、骨切りを進めていき外板を外します。骨の厚みに係わる部位は、すべてサジタール・ソーで行なっています。最後に再びラウンドバーを使って切った部分の段差をならします。特に、前方にある口の周りの神経がある部分は、丁寧に調整を行なう必要があります。

正面顔での改善だけを希望する患者さまの場合、これで骨切りは終了です。横から見たときの顔の改善も同時に希望する患者さま(ほとんどの方はこちらです)においては、引き続き耳の下にある角から顎の先端への全層骨切り術を行います。

■エラの部位での外板切除術

 

サジタール・ソーによる骨切りライン

外板のみを広範に切除

ラウンドバーで周囲の段差をならす

曲線的下顎角骨切り術(横から見たエラの張りをなくす方法)について

横顔での改善を目的とした手術では、耳の下の角から顎の先端に向かっての全層骨切り術を行ないます。普通は正面顔改善における「外板切除手術」を行なった後に、続けてこの手術を行なうことが多いです。
1989年、Baekらは“エラ張り”の改善として口の中からのアプローチにてオシレーティング・ソー(骨切りの器具)を使って、耳の下の角を切除していく方法を発表しました。この方法は、今日の口内法の基礎となっています。続いて、1991年Yangらが顎のラインにおいて曲線的な骨切りを可能とする「multistaaged curved osteotomy」を発表しました。Baekらと同様に、オシレーティング・ソーを用いて、3~4段階に分けて骨切り方向を微妙に変化させる方法です。しかし、実際には、口の中からこのような形の骨片を切除することは非常に難しく、熟練を要します。なぜなら、下顎の骨の形にもよりますが、口の中からのアプローチでは視野が狭くなります。そのため、骨の角度などによっては見えない状態での骨切りをせざるをえないことも多いからです。またオシレーティング・ソーは、口の両脇の範囲内では、動きや角度が限定されてしまいます。したがって、理想的な骨片を常に取り出すことはかなり難しいため、すべての場合に当てはまる術式とはなり得ません。

曲線的下顎角骨切り術
顔,大きい   顔,大きい  
   

コントラアングルにより、あらかじめ骨切りライン上に骨孔を開けます

 
顔,大きい   顔,大きい  

オステオトームによる骨切りを行います

 

解剖学的に正常で曲線的な下顎角を形成します

 

そこで当院では、デザインした骨片をより確実に取り出すべく、術式に改良を加えてきました。今までにこの技術で、ほとんどの症例の外板切除を行なってきているため、角部においても手術中の視野は良好です。はじめにコントラアングルドリル(直径1.5mm、長さ25mm)を使用して、予定骨切り線上で、骨に直角で穴を開けます。間隔は出来る限り狭く(約1~2mm)行います。コントラアングルドリルは非常に角度調整がしやすく、穴はだいたい予想した通りに開けることができます。その後はオステオトーム(穴を開ける器具)、オシレーティング・ソーを使い、滑らかな曲線ラインの骨片(内板まで含む)を簡単に取り出すことができます。
どんなになだらかに骨切りを行なっても、全層骨片切除後は前方に多少の段差が残ります。この段差が強く残るような場合は、決してそのままにしてはいけません。術後、この前方の段差は意外に目立って気になるものです。このような場合、迷わず左右の粘膜切開を、中央でつなげ顎の先のとんがった部分も骨の膜から剥がします。そして、口周辺にある神経の下の方で剥がした骨膜をつなげます。顎のとんがった部分周辺の段差は、顎の先から耳の下の角に向かい、下顎のライン(裏側を含む)に沿ってテシエ・オステオトーム(先端が曲がったもの)を当てながら、慎重に骨を削っていきます。この技術により、段差のない滑らかなラインをかたち造ることができます。

前からも横からも、大きな顔を小さく!

ほとんどの患者さまは、前から見た顔、斜めから見た顔、横から見た顔とあらゆる方向からのフェイスラインを気にされております。ですから、上記2種類の手術を同時に行なうことがほとんどです。

リッツ・オリジナルエラ形成術
顔,大きい
コルチセクトミーにて正面顔を細そりと改善
顔,大きい
顔,大きい
曲線的下顎角骨切り術にて横顔も滑らかな小顔に改善

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